支援総額：3,262,000円
支援者数：155人
株式会社新航丸
新航丸は、佐賀県唐津市にある人口200人弱の島・高島で、漁業を軸に「100年先も暮らせる島づくり」を目指す。約50年続く、伝統的で環境負荷の低い定置網漁を地元高島で営みながら、「高島」の魅力を伝えるべく、水産製品加工・販売やゲストハウス運営、高島の発信活動を行う。
高島の伝統的な定置網漁は、後継者不足や漁業の高齢化、漁獲量の減少などにより存続の危機に直面している。このままでは、島民が高島産の新鮮な魚を日常的に食べる機会が失われ、地域の食文化やコミュニティの活力が低下する恐れがある。
高島の伝統的な定置網漁を未来へつなぐプロジェクトです。漁業の後継者不足や高齢化で続けるのが難しくなっている現状を改善し、若い世代に技術を受け継ぐことを目指しています。地元で獲れた新鮮な魚を通じて、高島の食文化や地域の活気を守り続ける取り組みです。
For Good主催の、年に1度のアワードです。「世界をグッドに。想いをアクションに。」というFor Goodのスローガンを体現する「社会を良くするソーシャルグッドなプロジェクト」を選定することで、今後の社会にとっての社会課題解決のロールモデルとすることを目的としています。
審査員からのコメント
この度は文化部門賞の受賞、誠におめでとうございます。高島の伝統漁法である定置網漁の存続を目指し、漁網の修理費用を募る取り組みには深く感銘を受けました。「取りすぎない」を大切にする環境に優しい定置網漁は、地球温暖化や乱獲といった課題に対する持続可能な漁業のモデルケースとして大きな可能性を感じます。また、県外の魚が食卓に並ぶ現状を変え、島の食文化を守りたいという思いは、高島の魅力をさらに高める素晴らしいビジョンです。伝統を未来につなぎ、地域の誇りを守り続けるこのプロジェクトが、さらなる発展を遂げることを心より期待しております。