プロジェクトのポイント
- 学生主体の取り組み
- 若い世代が主体的に動くことで、次世代への意識啓発を促進。
- 視覚障害の「見えにくさ」を体験
- 様々なロービジョン体験キットを使用し、見えにくさを疑似体験。視覚障害に対する理解を深める。
- 気軽に参加できる空間
- 学びだけでなくリラックスして楽しめるカフェ形式で提供。
プロジェクトの背景
代表の小汲唯奈さんが視覚障害の当事者として「見えにくさ」の認知が低い現状を痛感し、始まった取り組みです。視覚障害は全盲だけではなく、視野狭窄や羞明など様々な形態があり、それぞれが異なる課題を抱えています。しかし、社会では「視覚障害=全盲」という固定観念が根強く残っています。このプロジェクトはその誤解を解消し、視覚障害者が過ごしやすい社会の構築を目指しています。
実行者の思い
「見えにくさは、見えにくいのです。」私自身も視覚障害を抱えて初めて、日常に潜む不自由や社会課題に気づきました。困っている人が声を上げ、それに気づいた人が自然に手を差し伸べられる未来を創りたい。ロービジョンカフェを通じて、視覚障害を「気軽に体験し、深く理解する」場を提供し、視覚障害と晴眼者の間にある壁をなくしたいと考えています。このカフェが、視覚障害を自分ごととして考えるきっかけとなれば幸いです。
ハッシュタグ
#ロービジョンカフェ #学生プロジェクト #誰もが生きやすい社会
HPやSNS
プロジェクトページ:https://for-good.net/trn_project/79920
HP:https://note.com/braillies_ym
SNS:https://www.instagram.com/braillies_ym/?hl=ja
審査員からのコメント
小汲さん、Brailliesのみなさん、この度はYouth賞のご受賞おめでとうございます!「ロービジョン」という「見えにくさ」の当事者である小汲さんやメンバーのみなさんが一緒に、「視覚障害について知ることができる機会を作りたい」という素直な思いに心から感銘を受けました。この賞は「大学生だから」ではなく、「大学生の視点から」視覚障害との新しく・前向きな関わり方を社会に提供してくださった功績を讃えたいと思い、贈らせていただきました。みなさんが実現されるロービジョンカフェを通じて、多くの方が「見えにくさ」が見えるようになることで、社会はもっと温かくなると思います。改めまして、素敵なプロジェクトにご一緒させていただき、本当にありがとうございました。